Q. なかなか売れない不動産を売るコツは?

以前このような相談を受けました。「祖父から相続した不動産を売却したいのですが、近くに工場があり、日中は騒音が響き、道幅も狭いため、なかなか売れません。不動産価値が低いのでしょうか? 何か売れるコツがあれば知りたいです。」

A. 提案力のある不動産会社を選びましょう!

確かに、売れにくい不動産は存在しますが、どんな不動産でも適切な活用方法を見つけることで売却できる可能性があります。そのため、提案力や問題解決力を持つ不動産会社に相談することが重要です。

以前、似たような状況に直面しました。親から相続されたというご実家が、幹線道路沿いで交通量が多く、周辺環境も商業向けで住宅用途には不向きでした。最初はなかなか買い手が見つからず、困っていましたが、「小型店舗やコンビニエンスストアの用地として売り出してはどうか」と提案し、その結果、無事に売却できました。

質問者さんが指摘された「騒がしい環境」と「狭い道幅」は、確かに住宅としては難しいかもしれませんが、別の用途を探ればチャンスは広がります。例えば、以下のような使い道が考えられます。

  1. 工房や作業場
    周囲に工場があることで、騒音に慣れている方々には、DIYの作業場やアトリエ、さらには趣味の車やバイクの保管スペースとして魅力的かもしれません。
  2. 倉庫や資材置き場
    工業エリアであることを逆手に取り、資材置き場やレンタル倉庫としての需要を狙えます。建設業者や小売業者にとっては、ちょうどよい立地条件かもしれません。
  3. 月極駐車場やバイク専用駐車場
    道幅が狭い土地でも、軽自動車専用やバイク専用の駐車場として活用することが可能です。また、日中のみの短時間貸しスペースとしても需要が見込めます。
  4. 地域コミュニティのスペース
    例えば、近隣住民向けの家庭菜園や市民農園として活用できるかもしれません。狭い土地でも、特定のニーズに応えられる使い方が見つかれば、新たな購入者を引き寄せることができます。

こうした柔軟な提案ができる不動産会社を選ぶことが、売却成功のカギです。また、「どのような人がどのように利用するか」という出口戦略を具体的に説明してくれるかどうかも重要です。

不動産媒介契約を結ぶ際に、こうした戦略が提示されるかどうかが、不動産会社の実力を見極めるポイントです。もし説明が不十分なら、その会社への依頼を見直し、別の会社に切り替えるのも賢明でしょう。

売りにくい不動産は、依頼する会社や担当者によって結果が大きく異なります。提案力を持つ不動産会社を見極め、売却を成功させましょう。

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